2016年4月14日、熊本で最大震度7の震災が発生しました。
地震が発生してから3日間が経過した現在でも余震が続き、約12万人が避難生活を余儀なくされています。
首都直下地震や南海トラフ巨大地震もいつ起こるか分からないと叫ばれている昨今、地震への備えをしっかりしておくことが大切です。
そこで、オフィスから自宅まで約8kmの私は、震災時の徒歩帰宅をシミュレートしてみることにしました。
結論から言ってしまうと、「予め準備をしておかないと徒歩帰宅は非常に困難」です!
震災時の条件を再現。徒歩帰宅シミュレーションのルール
熊本地震の翌日、私は首都直下地震の備えとして徒歩帰宅をシミュレートすることにしました。
いざ震災が起きて電車機能がマヒしたときにスマホは恐らく使えないですし、水もそんなにたくさんあるとは思えないので、自分にルールを課すことに。
このルールでいざ出発です!
いざ震災が起きて電車機能がマヒしたときにスマホは恐らく使えないですし、水もそんなにたくさんあるとは思えないので、自分にルールを課すことに。
- スマホは機内モードに設定し、地図は見ない。
- 水分補給は500mlの水1本のみとする。
このルールでいざ出発です!
いざ徒歩帰宅にチャレンジ!得た教訓は……
会社で大体の方向だけ確認して、あとは標識だけを頼りに徒歩帰宅することにしました。
国道に出てしまえばまっすぐ歩くだけでウチに着くはず。
せっかくの機会なので物資補給が可能なコンビニや、地盤が強いと言われるガソリンスタンドを探しながら歩き始めました。
このときは正直8km歩くとか余裕でしょうと舐めきっていましたね……
標識を見ても正直どっちへ向かえば良いのか全然分かりません。
序盤で道を誤ると大変なことになってしまうので、諦めてスマホでマップを見てしまいました。
教訓一:都内の道はかなり複雑なので、ちゃんとルートを確認しておきましょう。
実際運動もよくしているし、体力には自信がある方です。
しかし、どうやら仕事を終えて疲れた身体には酷だったようで、なんと3km地点で足がしんどくなってしまいました。
実際震災があったときの心身の疲労はこの比ではないはずなので、体力に自身がある人でも十分注意して下さい。
教訓二:徒歩帰宅するときはペース配分を考えましょう。
つまり、私の生命線だったマップを見ることができなくなりました。
(写真も撮れなくなりました)
ここからは本当に自分の力だけで歩いて行かなくてはなりません。
しかしもうまっすぐ歩くだけ!
しかし……国道のはずなのにどんどん道が細くなって……聞いたこともない駅に着きました。
教訓三:いつでも見られる紙の地図を用意しておくと良いでしょう。
駅員さんに確認したところ最寄りからそこそこ近い駅だったので、この日は電車で帰宅してしまいました。
準備万端にして今週中に必ずリベンジします……!
国道に出てしまえばまっすぐ歩くだけでウチに着くはず。
せっかくの機会なので物資補給が可能なコンビニや、地盤が強いと言われるガソリンスタンドを探しながら歩き始めました。
このときは正直8km歩くとか余裕でしょうと舐めきっていましたね……
1キロ地点でルールを破りマップを見る
国道に出る前に、複雑な五叉路と遭遇しました。標識を見ても正直どっちへ向かえば良いのか全然分かりません。
序盤で道を誤ると大変なことになってしまうので、諦めてスマホでマップを見てしまいました。
教訓一:都内の道はかなり複雑なので、ちゃんとルートを確認しておきましょう。
22歳男性、3キロ地点で疲れる
22歳男性、と言えば体力有り余っていそうな響きがすると思います。実際運動もよくしているし、体力には自信がある方です。
しかし、どうやら仕事を終えて疲れた身体には酷だったようで、なんと3km地点で足がしんどくなってしまいました。
実際震災があったときの心身の疲労はこの比ではないはずなので、体力に自身がある人でも十分注意して下さい。
教訓二:徒歩帰宅するときはペース配分を考えましょう。
さらなる悲劇、ケータイの充電も尽きる
先ほどの写真を撮った直後、ケータイの充電がなくなりました。つまり、私の生命線だったマップを見ることができなくなりました。
(写真も撮れなくなりました)
ここからは本当に自分の力だけで歩いて行かなくてはなりません。
しかしもうまっすぐ歩くだけ!
しかし……国道のはずなのにどんどん道が細くなって……聞いたこともない駅に着きました。
教訓三:いつでも見られる紙の地図を用意しておくと良いでしょう。
諦めて電車で帰宅しました……
駅に着いてしまったことで、私の心はポッキリと音を立てて折れました。駅員さんに確認したところ最寄りからそこそこ近い駅だったので、この日は電車で帰宅してしまいました。
準備万端にして今週中に必ずリベンジします……!
徒歩帰宅の備え。ルートをしっかり決めておこう!
徒歩帰宅をする上で一番大切なことは、ルートの予習を常日頃からしておくことだということが分かりました。
都内の道は非常に複雑なので、一度も歩いたことがないと全く訳の分からないところに行ってしまう可能性があります。
紙の地図を会社に置いておくと安心できますね。
帰宅ルートにコンビニやガソリンスタンドがあるかちゃんと確認しておきましょう。
コンビニは分かるけどなぜガソリンスタンドなのかと疑問に思うかもしれませんが、ガソリンスタンドは震災の際にも引火の恐れがないようにかなり強固に作られているのです。
この2つは災害時に非常に役立つ場所なので、どの辺りにあるか把握しておきましょう!
都内の道は非常に複雑なので、一度も歩いたことがないと全く訳の分からないところに行ってしまう可能性があります。
紙の地図を会社に置いておくと安心できますね。
休憩場所の確保をしておきましょう
災害時に安全に帰宅するためには、途中で休憩を挟む必要があります。帰宅ルートにコンビニやガソリンスタンドがあるかちゃんと確認しておきましょう。
コンビニは分かるけどなぜガソリンスタンドなのかと疑問に思うかもしれませんが、ガソリンスタンドは震災の際にも引火の恐れがないようにかなり強固に作られているのです。
この2つは災害時に非常に役立つ場所なので、どの辺りにあるか把握しておきましょう!
震災が起きたときの行動を予習しよう!『東京防災』
また、都内の方であれば「東京防災」という冊子が配られた方もいらっしゃるかと思います。
この冊子は非常に優秀で、災害時にどのように動けばよいかが事細かく書かれています。
デジタル版は無料でダウンロード可能なので、印刷して会社に置いておくといざ震災が起こったときに冷静な対処が可能になります。
この冊子は東京防災というタイトルですが、もちろん都民以外の方にも参考になるので是非一度目を通してみてください!
東京防災公式サイト
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/index.html
この冊子は非常に優秀で、災害時にどのように動けばよいかが事細かく書かれています。
デジタル版は無料でダウンロード可能なので、印刷して会社に置いておくといざ震災が起こったときに冷静な対処が可能になります。
この冊子は東京防災というタイトルですが、もちろん都民以外の方にも参考になるので是非一度目を通してみてください!
東京防災の閲覧はこちらから!
今やろう。災害から身を守る全てを。東京防災公式サイト
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/index.html