格安SIM

MVNOって何?格安SIMとの違いは?契約する際のポイントとメリット・デメリットを解説

MVNOって何?契約する際の仕組みと注意点を解説

「MVNOって何?」「格安SIMと何が違うの?」と疑問を持っている人に向けて格安SIMについて解説していきます。

格安SIMに乗り換えをしようと色々調べると必ずMVNOと言う言葉がでてきます。

そこで今回この記事では、初めて格安SIMに乗り換えをする人にも分かりやすくMVNOについて解説していきます。

格安SIMを考えている人には絶対知っておいてもらいたい内容です。

格安SIMとは何?大手キャリアとの6つの違いと契約時に確認するべき3つのポイントを解説

※本ページにはPRが含まれます。

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)って何?

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)って何?

MVNOは格安SIMを提供している事業者のことをいいます。

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は日本語で「仮想移動体通信事業者」といい独自の通信インフラを持っていなく、大手キャリアから通信インフラを借りてサービスを展開している事業者の総称です。

日本で最初のMVNOは2001年にドコモの回線を利用してサービスを展開している日本通信です。

通信インフラを自社で持つためには全国にアンテナや基地局などを設置する必要があります。

しかし、基地局を全国に設置するためには百億単位の莫大な投資が必要です。

中小企業では、その投資費用を用意することができないためMVNOとして通信インフラをかりてサービスを展開します。

MVNOを契約する際のポイント

MVNOを契約する際は、下記の2つのポイントを必ず確認するようにしましょう。

  • MVNOが契約している通信回線
  • 各MVNOが設けている料金プラン

それぞれを詳しく見ていきましょう。

MVNOが契約している通信回線

MVNOは大手キャリアから通信回線を借りてサービスを展開しており、MVNOによってドコモ・au・ソフトバンクどの大手キャリアと契約しているかが異なります。

また、一つのMVNO契約だけでなく複数の大手キャリアとMVNO契約をしているので、3つの回線から好きな回線を選んで利用することができるMVNOもあります。

通信回線は利用者が住んでいる地域によっては、通信速度や安定性に大きな影響を与えるので通信回線はしっかりと選ぶ必要があります。

各MVNOが設けている料金プラン

SIMカードは音声通話機能付きSIMカードにするのか、データ通信専用SIMカードにするのかによって料金が変わってきます。

通常、月の通信量が少なければ少ないほど月のスマホ代を安くすることができますが、オプションや契約するMVNOによって料金が大きく違います。

何を目的にスマホを利用するかによって選択するべき料金プランは変わります。

スマホの利用状況に合わせて料金プランを選択するようにしましょう。

MVNOのメリット

MVNOのメリットは下記の4つです。

  • 月のスマホ代を安くすることができる
  • 料金プランの種類が豊富
  • 最低利用期間の縛りが緩い
  • MVNOの乗り換えが容易にできる

MVNOの最大の魅力は料金が安いことですが、それ以外にも様々なメリットがあります。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

格安SIM12社を徹底比較!料金・速度・通信量で一番お得なのはどこかランキング形式で紹介

月のスマホ代を安くすることができる

月のスマホ代を安くすることができる

まずは、MVNOの最大のメリットが月のスマホ代を安くすることができることです。

MVNOでスマホを利用することでMNOよりもグッと料金を抑えてスマホを利用することができます。

楽天モバイルであれば月の通信量が1GB以下という制限がありますが、月の使用料0円から利用することができます。

料金プランの種類が豊富

MVNOは料金プランの種類が豊富で自分に合ったプランをその中から取捨選択することができます。

月の通信量が0.5GBから容量無制限、電話かけ放題などMVNOの利用者の使い方に応じた料金プランで契約することができます。

また、料金プランもシンプルでわかりやすいのが格安SIMの魅力です。

大手キャリアであるMNOの場合は、オプションに加入することで基本料金割引などのサービスがありますが、料金が非常にわかりにくい設定になっています。

その点MVNOであれば、使った分だけ料金がかかるので非常にわかりやすく月のスマホ代を計算しやすいという魅力があります。

最低利用期間の縛りが緩い

最低利用期間の縛りが緩い

MVNOの最低利用期間は2年間で、その期間内に契約を解除するには違約金を払う必要があります。

違約金は、MNOからMVNOに乗り換える際の最大のネックともなっています。

データ通信専用SIMであればMNOの半分の1年契約・音声通話機能付きSIMであれば最低利用期間の縛りがないMVNOが多いです。

そのため好きなタイミングで解約をすることができます。

使ってみて不便でも最低2年は利用しないといけないのはとても大きなリスクです。

MVNOの乗り換えが容易にできる

MNOでスマホを購入すると、他社のSIMカードを使えなくする用のSIMロックがかかっています。

SIMロックがかかっている端末は、別のキャリアのSIMカードを挿入すると利用が出来ないようになっている端末です。

MVNOでスマホを購入すればSIMロックがかかっていないSIMフリー状態なので、簡単に乗り換えをすることができます。

MVNOのデメリット

MVNOのデメリットは下記の4つです。

  • キャリアメールが使えない
  • 実店舗が少ない
  • クレジットカードが必要
  • 最新機種に対応していない

それぞれを詳しく見ていきましょう。

auから格安スマホに乗り換える際の6つのデメリット

キャリアメールが使えない

格安SIMは、大手キャリアで使えていたキャリアメールを利用することができません。

そのためGoogleやYahooのようなフリーメールアドレスを準備しておく必要があります。

キャリアメールアドレスは信頼性が高く、高いセキュリティーが必要な際に利用を求められる機会が多いです。

そのため日常の利用では問題なく使えていますが、ネット銀行を解説するタイミングなどで不便さを感じる可能性があります。

実店舗が少ない

MVNOは、インターネットで全て完結をすることをメインにサービスを展開しているので、実店舗があるMVNOは、とても少ないです。

大手キャリアの実店舗であればすぐに見つけることができますが、MVNOは店舗が少なく地方によってはないケースも考えられます。

インターネット経由で全てを完結することは、便利でメリットとなる反面、対面でないのでちょっとした疑問や質問に臨機応変に対応してもらえないです。

MVNOを一度でも利用したことがあるならばスムーズに契約をすることができますが、初めてMVNOを利用する人には難しいと感じてしまう恐れがあります。

実店舗があるおすすめの格安SIM8選!サービスやサポートの充実度を徹底比較

クレジットカードが必要

クレジットカードが必要

MVNOはインターネット経由で全てを完結できてしまうので、その人にスマホ代を支払う能力が備わっているかを判断することができません。

そのため、社会的信頼性がない発行することができないクレジットカードでの支払いを求めるMVNO業者が多いです。

デビットカードで対応可能なMVNO業者もいますが、可能であればクレジットカードを準備しておくことをおすすめします。

最新機種に対応していない

MVNOは、最新機種には対応していないことが多いです。

最近発売されたiPhone13などの最新機種を大手キャリアは当たり前のように販売していますが、MVNOでは2~3世代前の機種をメインに取扱っています。

また、新品は取り扱いがなく全て中古品のMVNOあるので、自分が利用したい端末によってはMVNO選びをしっかりとしないと利用することができない可能性があります。

MVNOの種類

MVNOはキャリアよりも数が多く、さまざまな特徴をもっています。

以下はMVNOの一部です。

  • mineo
  • LINEモバイル
  • BIGLOBE
  • UQモバイル
  • ワイモバイル
  • y.u mobile
  • イオンモバイル
  • IIJmio
  • DTIモバイル
  • OCN モバイル ONE など

楽天モバイルは、格安SIMとして紹介されることもありますが、定義としてはキャリアに分類されます。

ぜひ複数のMVNOを比較して、自分にとって一番お得なものを見つけましょう!

MVNOのよくある質問

今更人に聞けないと格安SIMやMVNOに関して困っていませんか。

そこで、MVNOに関するよくある質問をまとめました。

大手キャリアからMVNOに乗り換えをしてから後悔をしてしまうことがあるので、失敗する前に事前に不明点は解消しておきましょう。

MVNOは何で安いの?

MVNOは自社で通信設備を持たず、大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクから通信回線を借りてサービスを展開しているからです。

また、実店舗を持たずインターネットで完結できるようにすることで、人件費や賃料などのコストを削減しているためです。

削れる費用を削ることで、利用者に安い値段で提供しているのも費用を抑える要素の一つです。

MVNOの通信速度は?

大手キャリアと比較するとMVNOの通信速度は遅いですが、スマホを利用する上では不便することなく利用できる通信速度です。

MVNOは通信速度が遅く・安定性に欠けるというイメージが先行していますが、実際はそんなことなくしっかりとMVNO選びをすれば、通信速度には何の不便を感じずに利用することが可能です。

ただし、通勤時間や昼休みなどの通信回線の利用者が増える時間帯は高速回線が売りのMVNOでも通信速度が遅くなってしまう場合があります。

【2021年9月最新】格安SIMの通信速度が安定しているのはどこ?人気の格安SIM17回線をランキング形式で徹底比較

海外でも使えますか?

海外でも使えますか?

MVNOは基本的には海外で利用することができません。

海外で利用する場合は、ポケットWi-Fiやプリペイド式のSIMカードを利用するようにしましょう。

ただし、MVNO会社によってはオプションで海外利用することができる場合もあるので、自分の契約しているMVNOに確認をするようにしましょう。

MVNOを知れば格安SIMが理解できる

MVNOと格安SIMは言い方が違うだけで意味しているものはおなじです。

格安SIMを扱っている事業者のことを総じてMVNOと言っているだけです。

MVNOは、自社で通信インフラを持っていなく大手キャリアから通信インフラを借りてサービスを展開しているため、料金を抑えてスマホを利用することができるサービスです。

同じ回線を料金を抑えて利用することができるので、この機会に格安SIMに乗り換えをしましょう。

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