Instagramの広告主数が20万人を超えたというニュースを紹介します。

【業界ニュース拾い読み】Instagramの広告主数が20万を突破 2016.02.26

    Writer:鳴沢

こんにちは!鳴沢です。
このコーナーでは、日々目まぐるしく変わっていくIT業界のニュースを、毎回ちょっとだけつまんで紹介していきます。

Instagramは写真に特化したソーシャルメディアアプリ

Instagramは、2010年からiOSで、2012年からAndroidで公開されている写真共有アプリです。
アップロードする写真は正方形が基本である点が特徴で、10種類以上のフィルターも使用できます。

気軽に「つぶやく」のがTwitterならば、気軽に「見せる」のがInstagramでしょう。
写真にキャプションを付けることもできますが、言葉でなく写真で伝えることがメインです。

2012年にはFacebookがこのサービスを10億ドルもの価格で買収しており、新しいメディアとして注目されてきていました。

個人から大企業まで、半年足らずで20万以上の広告主が!

Instagramの広告は、インフィード型という、通常の投稿と同じように並んで表示されるものです。
写真そばのボタンからサイトにアクセスしたり、アプリをダウンロードしたりといったことができます。
Instagramでは15秒以内の動画も投稿できますが、そのような短めの動画も広告に使用できるようになっています。

当初、Instagram内で広告を配信できるのは、数えるほどの大手有名企業に限られていましたが、2015年10月1日から、あらゆる規模の事業者が利用できるようになりました。
その結果、今年2016年2月24日に、全世界での広告主の数が20万人を突破しました。

半年も経たない間に、これほどの数を集めているのです。Instagramというメディアが、マーケティングの場としても評価されていることが分かります。

写真・映像を中心としたメディアとそのマーケティングの可能性

Instagramにおいて、ユーザーにどのような広告を表示させるかというマッチングの手法についてはFacebookなどと同様です。
しかし、表示させる広告は、文字が主体ではなく、また一般的なバナーよりもよりグラフィカルな、写真によるものであることがポイントでしょう。

Youtubeなどの動画投稿・配信サイトにおいても動画割り込みの広告が存在していますが、Instagramの場合そこまで露骨に見せるのではなく、メディア内の写真を流し見しているときにふと目に留まる写真をタップしてみると広告だった、という形で、自然にユーザーを誘導することができるのが強みであると考えられます。

写真による広告は、文字ではなく視覚的なインパクトで目を引こうとする昨今の広告マーケティングの一つの到達点と呼べるのかもしれません。
Writer:鳴沢
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