8月がもうすぐ終わり、重い腰を上げて就活を始めている大学3年生も多いのではないでしょうか(私もその中の一人です)。
皆さんに素朴な質問なんですが、面接って難しくないですか?
「面接は自分を売り込む場所だ!」って言われても面接経験なんてほとんどないし、売り込む程の能力も持ってない。
かくいう私がその状況です。
今回はそんな悩める就活生のため、「就活の面接対策はアメトーーク!から学べる!」 (正式には雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!:以下アメトーーク!)という仮説を基に話を進めていきたいと思います。
考えに至った経緯
こんな突飛な考えに至ったのは2018年8月23日放送「WWE芸人 Ⅱ」を観ていたときです。
その回はWWEというマニアックなテーマを扱っていたにも関わらず、めちゃめちゃ面白かったんです。(WWEとはアメリカのプロレス団体のことです)。
そして何よりもWWEに興味を持ったので、放送の翌日はYouTubeでWWEの試合を見まくりました。
こんなにもWWEに興味を持てたのは何故でしょうか?
元々格闘技には興味が無いし、ましてや海外のプロレスなんて存在も知らなかった私がWWEにあんなにも惹かれたのはアメトーーク!の番組構成と芸人さんの巧みな話術のおかげだと気づいたのです。
そのときに考え付いたのがこの記事のテーマです。
【WWEの魅力(自分の魅力)を視聴者(面接官)に効果的に伝える】ことが出来れば就活の面接も上手くいくのでは?
以上がこの記事を執筆しようと思い立った経緯です。
以下で詳しく説明していきます。
〇〇芸人:〇〇を自分に置き換えてみる
アメトーーク!では芸人さん達が集まり、全員が共通して好きなものをテーマに番組が進められます。
家電好きの芸人さんが集まってトークする「家電芸人」とかは有名ですよね!
「芸人さんがプレゼンしてたあの家電よさそうだな。欲しい!」と思った事がある人も多いと思います。
多くの視聴者の購買意欲を向上させるにはプレゼン能力の高さが勿論必要ですが、前提として製品への深い理解が不可欠です。
その製品にはどういった特徴があって、どのような欠点があるのか。
それを理解しない限り、レベルの高いプレゼンは不可能です。
同じことが面接でもいえると思います。
〇〇芸人の〇〇部分を自分に置き換えてしまえばよいのです。
冒頭でも書いたように、「面接は自分を売り込む場所である」と言われています。
自分の長所と短所を誰よりも自分が一番理解し、魅力的に面接官にアピールするのが重要です。
「自分の良い面・悪い面の理解=自己分析」を徹底し、自信をもって面接官にプレゼンするのが重要ですね。
コンプレックスや失敗談を活かす
アメトーーク!では芸人さん達のコンプレックスや失敗談の話をよく聞きます。
しかし、芸人さん達は只のネガティブな話では終わらせません。
いかにそれらの話を笑いに昇華させるかに終始しています。
この技術も面接に活かすことができるかと思います。
人生において挫折した経験などを問われる際に重要なのは「何を失敗したか」ではなく、「どのように改善したか」であると言われています。
コンプレックスや失敗からどう立ち直ったのか、どう解決したのかを具体的に伝えることが評価に繋がるのです。また、失敗談のような話は自己PRよりも共感を得やすいと言われているので、上手く伝えることが重要ですね。
様々な芸人さんが1つの共通点で集まる→根拠が深まる
アメトーーク!では一つのテーマ(例えばガンダム)を基に様々な芸人さんが集まってトークを展開します。
以下が例です。
- 芸人A:ストーリーが良いからガンダムが好き!
- 芸人B:戦闘シーンに迫力があるからガンダムが好き!
- 芸人C:伏線回収が素晴らしいからガンダムが好き!
こういった感じでテーマの魅力が語られます。
このようにそのテーマの良いところを次々と魅力的に語られたら「1度観てみようかな」という気になってしまいますよね。
これは様々な芸人さんが「ガンダムは面白い」という結論を基に色んな角度から魅力をアピールしているからだと思います。
芸人ABCが様々な根拠を基にガンダムの面白さを説明するのでその根拠が深まっていくんですね。
この番組構造は自己PRの点で応用できるのではないでしょうか。
例えば話の結論を「リーダーシップ」に持っていきたいとします。
その場合、
- 要素A:バイトリーダー経験
- 要素B:サークルの会長経験
- 要素C:ゼミの合宿係 ul >
「以上の経験から自分には『リーダーシップ』があります。」といえばどうでしょうか。
信憑性がぐんと上がった気がしますよね。
自分を構成する様々な要素の中から長所となる共通点を見つけ出し、自信をもって自己アピールをすることが、最も相手に伝わりやすく、納得してもらえる方法ではないでしょうか。
アメトーーク!では学べない部分
「面接対策はアメトーーク!から学べ!」をテーマに話を進めてきましたが、ここではアメトーーク!からは学べない部分、すなわちアメトーーク!から学んでいるだけでは面接本番で失敗してしまう点を2つ挙げたいと思います。
「そもそもアメトーーク!で面接対策はできないだろ」とお思いの方も最後までお付き合いください。
自分を売り込むと言ってもごり押しはNG
アメトーーク!に出ている芸人さんはみなトークスキルが高く、自分が喋るタイミングを虎視眈々と狙っています。
そして、いざ自分の番になったらマシンガンのごとく喋り倒し、笑いをかっさらっていきます。
同じことを面接本番でやってしまったらどうでしょうか。
集団面接で自分の番になった瞬間、周りを顧みず自分の話をしまくる。
そんなことをしてしまったら、他の就活生も迷惑しますし、面接官も困惑してしまいますよね。
あくまで面接は面接官との言葉のキャッチボールであると言われています。
あくまで対話の中で自分を売り込んでいきましょう。
相手は観覧客や視聴者ではなく面接官
アメトーーク!に出演している芸人さんたちはそのテーマについて良く知らない観覧客や、我々視聴者に向けて話をしています。
観覧客や私たちはテーマについてあまり詳しくない分、素直に芸人さんたちの話に耳を傾けてしまいます。
しかし、この点にアメトーーク!と面接の最大の違いが現われます。
それは我々就活生の相手がその企業を知り尽くした面接官であるという点です。
「なぜうちを選んだの?」「うちの企業が10年後どうなるか教えてください。」
こういった質問は面接では頻出といわれるものですが、これらは企業のことを相当に下調べしておかないと答えられません。
面接官を納得させるには上でも書いた「自己分析」も重要ですが、同時に入念な「企業分析」も必要になってくるのです。
面接に臨むうえで企業を深く分析することは非常に重要であり、なくてはならない要素です。
この2点が「アメトーーク!」と「面接」の大きな違いであると言えます。
おわりに
【アメトーーク!】×【就活】というテーマでしたがいかがでしたでしょうか。
僭越ながら一人の就活生として書かせていただいた記事なので、「そんな意見もあるね」程度で記憶に留めておいてくださると嬉しいです。
ちなみにアメトーーク!はテレビ朝日系列で毎週木曜23:15~と毎週日曜18:57~と週に2回放送されています。
「就活」という視点から観るアメトーーク!も面白いと思うので、是非参考にしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!