歴史に詳しくない方でも興味がない方でも、楽しめるような、そして、癒されるような京都の古寺、庭園を5つピックアップしました!
この夏、仕事で忙殺されていた社会人の方々や、就活や受験で精神が擦り切れるようなおもいをしていた学生の方々の息抜きになれれば幸いです!
古寺・庭園を楽しむために・・・
たしかにハードルが高いのは事実かもしれません。しかし、楽しみ方を分かってしまえば誰でも楽しめます!!
人それぞれの楽しみ方があると思いますが、私の楽しみ方はその古寺や庭園の知識を持って見に行くことです。関連書を読み漁るのも良し、ネットで調べるのも良し、高校の時の教科書を引っ張り出すのも良しです。
「あ、ここは○○が建立したところか!」や「これが●●として知られる有名な○○か!」や「ここで○○は生活していたんだ…。○○と同じ地面に立ってる!」などなど(笑)
こういった場所に小さい子が少なく、大人の方々が多い理由はそれらの前提知識の有無が関係すると思います。そこで、本日は紹介する5つの古寺、庭園に前提知識となる歴史や関連情報を附せて紹介したいと思います!!
竜安寺
創設者は細川勝元(応仁の乱の東軍総大将)です。この15個の大小異なる石庭は、どの角度から見ても少なくとも1つは見えないという不思議な構造になっています。
東福寺
創設者は九条道家(藤原頼経の父)です。
東福寺は多くの名僧を輩出しており、その中には『元亨釈書』を著したあのイカツイ名前の虎関師錬がいます(笑)また、京都五山の第4位の禅寺としても栄華を極めたことで有名です。
西芳寺(苔寺)
開基は行基(東大寺建立の責任者)と言われ、中興開基は夢窓疎石(天龍寺船の派遣を献策し尽力した)と言われています。また、あのApple創設者のスティーブ・ジョブズが晩年に訪れた場所としても有名です。
注意点として、1週間前にハガキでの予約と拝観冥加料3000円が必要となっています。
桂離宮
西芳寺と同様、注意点として宮内庁管轄なので無料ではあるものの事前予約が必要となっています(当日予約も可)。
伽藍の一つに「湘南亭」という伽藍があり、幕末期には岩倉遣欧使節団として知られる岩倉具視をかくまっていたことで知られます。
修学院離宮
17世紀に後水尾天皇(後陽成天皇の後任)が指示をして造営されました。邸内に「千歳橋」というものがあり、19世紀に水野忠邦(江戸時代に天保の改革行った老中)によって寄進されました。
また、ここも桂離宮と同様に宮内庁の管轄なので、無料ではありますが事前予約が必要となっています(当日予約も可)。
最後に!
数ある古寺、庭園、寺社仏閣の中から私がおすすめする5つをピックアップし、紹介しました。中には事前予約が必要であり、少し億劫かもしれませんが予約するだけの価値があります!
めいめいのおすすめの古寺、庭園に少し歴史を附せておきましたがほんの入り口に過ぎません。これらに少しでも興味が湧いたものがあれば、より深く自分で調べ、足を運んでみてください!
きっとそこには今までに経験したことのない趣き深さを感じることができると思います!
すこしでも歴史を知る大切さや楽しさが伝わっていただけたら幸いです。
行にいってみるのはいかかでしょうか?