チアダンスの魅力を伝えます

チアダンスはチアリーディングから派生したもの。ちなみに、チアリーディングは1869年にアメリカの大学生がアメリカンフットボールの選手を応援するために行われたのがきっかけです。現在は女性中心のスポーツというイメージが強いと思いますが、昔は男性メインで行われていました。チアダンスはチアリーディング特有のアクロバティックな動きを抜いたダンス部分のみを行うのが特長のスポーツです。ポンを持って踊るポンダンス・ジャズダンス・ヒップホップ・ラインダンスの４つの要素が組み合わさって構成されています。

チアダンスは２分30秒という短い時間でパフォーマンスをするスポーツ。部門に分け得られており出場部門によって審査の基準も変わります。チアダンス協会の大会ではチアダンス部門・ポン部門・ヒップホップ部門・ジャズ部門の４部門があます。また、人数によっても分けられておりSmall（少人数）やLarge（大人数）がある。

• ポンダンス・・・ポンを使ったダンス。手の動きによって様々な表情を見せるのが魅力。ポンが動くたびにキラキラしてとっても美しい
• ジャズダンス・・・バレエ要素が入ったしなやかな動きを中心とした創造性の溢れるダンス。
• ヒップホップ・・・ストリート系のダンス。テンポの良いダイナミックな動きが見どころ。
• ラインダンス・・・列になって肩を組み、足を振り上げるダンス。全体の揃ったラインダンスは迫力があってとってもかっこいい。

チアダンスというと笑顔でダンスを踊っているだけのイメージがあると思いますが、テクニックという技もダンスの中に含まれており、チアダンスの一つの醍醐味です。ここでは、チアダンスのかっこいいテクニック【技】について紹介します。
<ジャンプ系>
トウタッチ（チアダンスでは最もポピュラーなジャンプ）チータッチジャンプは空中で両足を開脚する技です。高く飛ぶためには柔軟性の向上と筋力の強化が必須です。 トウタッチがジャンプ技の基本になります。ジャンプ技には他にもたくさんの種類があります。バイクジャンプ（空中で前屈の体勢のなる）、ジュッテ（ツーステップし足を縦に180°広げる）ユニバーサルジャンプ（180°以上のトータッチ）など難易度の高いものまであります。
<ターン系>
シングルターン・ダブルターン・トリプルターンがあります。これらはバレエとほとんど同じ動きで想像しやすいと思います。他には、シェネという一方方向にひたすらターンするものがあります。ターンは軸がずれないようにバランスを取りながら回るのが難しい技で、バランス感覚と腹筋力が重要です。
チアダンスは可愛さだけでなく、力強さも兼ね備えたパワフルなスポーツなのです。演技を見る際には、ぜひテクニックにもご注目ください！！

これを読んでチアダンスのイメージが変わった人は多いのではないでしょうか。
チアダンスは単に華やかなイメージだけでなく力強さも兼ね備えています。テクニックは難易度・クオリティーが高くなればなるほど柔軟性の向上と筋力強化が必要になります。チアリーダーは華やかなステージに立つために日々厳しい練習を重ねています。
私は以前チアダンス部に所属していましたが、一番苦労したのが「笑顔」です。苦しい時も「笑顔」を絶やしてはいけないと何度も先輩に注意されました。今思うと「笑顔」は、自分自身を励まし、チーム全体でポジティブな雰囲気を作るためだったのだと思います。チアダンスを通して「笑顔」が身についてからは、常にポジティブな気持ちで物事に取り組めるようになりました。そして以前よりもコミュニケーション力が向上したと思います。チアダンスは見ている人に感動を与え、自分自身も成長できる素晴らしいスポーツです。
最近では、映画やテレビドラマで「チアダンス」を題材にしたものがいくつか放送されており人気が高まっています。これを機にもっと多くの人にチアダンスの魅力が伝わると良いなと思います。