英語習得に必要な学習時間とは?5つのコツと効率的な学習方法4選

英語習得に必要な学習時間とは?英語習得のコツや効果的な学習法方法をご紹介!

「1年後に海外に転勤するから英語の勉強をしたいけど、1年間で覚えられるの?」「英語を話せる日本人は一体どれだけ勉強したの?」

と考えたことのある人はいませんか?

本記事を読めば、英語習得に必要な時間と英語学習のコツについて知ることができます。

これから英語を勉強しようとしている方は是非参考にしてみてください。

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英語力0から英語を使って仕事できるまでに3000時間が必要

英語 テキスト

「英語力を0から勉強して、英語で仕事ができるまでに3000時間必要」

と聞いたことがありませんか?

この通説は、あまり当てにならないとされています。

実際にこの3000時間の内訳は、以下の通りです。

  • 中学・高校の英語授業: 790時間
  • 中学・高校の英語の予習・復習: 790時間
  • 大学の英語授業や予習復習・自主的なTOEIC学習など: 300時間

とされており、これに自己学習1000時間をプラスしてTOEIC900点が取れるくらいの英語力になる計算のようです。

そのため英語力0の場合は学生時代の2000時間の学習をのぞいて3000時間必要というわけです。

かなりあいまいですよね?

またこのモデルは大学卒業時にTOEIC平均530点とされているのも当てにならない情報でしょう。

3000時間勉強すれば英語力はつくことは事実ですが、英語習得に必要な学習時間というテーマでは参考にならないでしょう。

実際は1000時間でいいと言われている理由

男性 学習

さてもう一つの説として、「英語習得には1000時間の学習が必要」ということ。

アメリカ国務省の調査結果をもとに、日本人が英語を習得する場合、2,200時間の勉強が必要と考えられています。

こちらはアメリカのいわゆるエリートになれる指標と言われています。

実際の学習時間内訳はこちらです。

  • 中学・高校での英語授業 790時間
  • 大学での授業とTOEICなどの学習410時間

と、トータル1200時間になります。

先ほどの内訳と異なる部分は、学生時代の自学習の時間が含まれていないことでしょう

二つの説から導き出されるのは、通じて1000時間勉強をするべきだということ。

英語習得に必要な学習時間は平均1000時間と考えていいでしょう。

1000時間を達成するために必要な1日の学習時間

カレンダー

カレンダーはストックフォト用にデザインしたオリジナルの小道具です。

1000時間の学習時間が必要と言われてもあまりピンとこないですよね。

そこで1000時間の学習時間を1日単位でどれぐらいかかるかを確認してみましょう。

  • 1日30分 約6年
  • 1日1時間 約3年
  • 1日3時間 1年

となります。

「じゃあ一日30分して6年間やろう」

と意気込むのはもちろん良いですが、正直あまり効果は期待できません。

やらないよりはマシくらいでしょう。

できれば一日3時間を続けた方が効率的です。

人が何かを習得して一流になるのに、10000時間必要と言われている「10000時間の法則」

時計

あなたは「10000時間の法則」を聞いたことがありますか?

「人が何かを習得して一流になるのに、10000時間必要だ」とマルコム・グラッドウェルさんが導き出した法則です。

この法則は、色んな分野で一流の人を分析したものです。

法則に疑いはありませんが、何かを習得するときはそれぞれ目標は異なりますよね。

真の英語のプロフェッショナルになりたい人は10000時間を目標に勉強するのもいいでしょう。

英語を効率的に習得する5つのコツ

学習

英語習得までに大体1000時間が必要だということがわかりました。

次に英語を効率的に習得するコツについて、お伝えします。

  • どんなに短時間でも毎日英語に触れること
  • 全てに目標を立てる
  • 具体的な学習計画
  • 7時間以上の睡眠をとる
  • 復習を効率的に行う

この通りに英語学習を進めれば、英語力も一気に上がるでしょう!

どんなに短時間でも毎日英語に触れること

英語学習に限りませんが、何かを学習する際は継続することが非常に重要です。

逆にある程度継続することができれば習慣化することもできるでしょう。

  • 週に1回、7時間学習する
  • 毎日1時間勉強する

だと後者の方が良いでしょう。

記憶というのはすぐに忘れてしまいます。

そのため睡眠を削って一気に勉強するやり方が一番非効率でしょう。

学習において睡眠を挟むことは、記憶の整理に繋がります。

睡眠の重要性については以下で再度説明いたします。

全てに目標を立てる

全てに目標を立てることも効果的でしょう。

もちろん1000時間の英語学習も目標ですが、これは長期的な目標に分類されます。

英語学習は短期的目標が重要です。

具体的には、「1週間で英単語帳を1周する」や「今日中に新しく3つ英文法を覚えよう」
などです。

短期的な目標を立てると、モチベーション管理がしやすくなります。

短期的な目標を達成することで、自分の中の成功体験が積み重なっていきます。

この成功体験の積み重ねがモチベーションに直結するのです。

目標を立てる上で重要なのは具体的にすることです。

「英単語帳をできるだけ早く覚える」や「新しく覚えた表現をどこかで使う」

といったあいまいな目標はあまり意味がありません。

数字やアクション内容を加えると、自分が何をすべきかが明確になりますよね。

目標が達成できなかったときに何が悪かったかがすぐわかる上でも重要でしょう。

また達成不可能な目標も意味がありません。

自分の頑張り次第で達成できる、具体的な目標が一番いいでしょう。

具体的な学習計画

具体的な目標が立てたら具体的な学習計画も立てましょう。

具体的な学習計画も、数字を交えるのが大切です。

「2時間早く起きて英単語50個を覚える」

なども良いでしょう。

具体的なアクションが決まっていると、集中しやすいですよね。

またタイムリミットを決めておくのも同じです。

コツとして、取り組んだか取り組んでいないかだけで判断できる計画が良いです。

また目標と同じく、達成不可能な計画は止めましょう。

無理に学習をすることは挫折に繋がります。

6~7時間前後の睡眠をとる

学習において睡眠が大切だとよく聞きますよね。

一般的に推奨される睡眠時間は「6~7時間前後」が良いとされています。

睡眠は記憶を整理するにはとても重要です。

よく学生時代にテスト前に「一夜漬けをした」なんて話よく聞きましたよね。

そのあと休日に寝溜めをする人も多いでしょう。

これは記憶の面でも身体的にも良くありません。

人間はリズムを持って生活しています。

少しでも崩れると、身体が危険信号を出し、行動すべてに影響が出るように作られています。

また一夜漬けなどの詰め込みは学習においてもいい影響を与えません。

短期的な記憶で、もしかしたら役に立つかもしれませんが、長期的な記憶にはならないでしょう。

英語学習においては致命的です。

また英語学習が生活の全てではありません。

仕事や学校、家事などの忙しい中、時間を使って学習している人がほとんどです。

睡眠は身体的に精神的にも重要なことだと理解しましょう。

ストレスを残さないことが大切です。

復習を効率的に行う

また英語学習において復習は最も重要なものの一つです。

人間の記憶は脳の海馬という部分に保存されます。

この海馬の保存期間は長くても1か月と言われています。

そのため記憶に定着させるためには、もう一度必要な情報を海馬に送る必要があります。

記憶についてドイツの心理学者エビングハウスさんが「忘却曲線」という人間の記憶に関する説を唱えました。

エビングハウスの忘却曲線によると、新しいことを学んだ時の人間の記憶は以下になります。

  • 20分後には42%を忘れる
  • 1時間後には56%を忘れる
  • 1日後には67%を忘れる
  • 2日後には72%を忘れる
  • 6日後には75%を忘れる
  • 31日後には79%を忘れる

そして、この説から導き出される復習のタイミングは以下の通りです。

  1. 1週間以内に1回
  2. 2週間以内に2回目
  3. 2回目の復習から1か月後に3回目

この復習をすれば、本当に必要な情報と判断して記憶に定着しやすいとされています。

必要に応じてさらに復習することで、確実な記憶定着が見込めるでしょう。

楽しむこと

英語学習において楽しむことも重要です。

一見馬鹿らしく思えますが、好奇心を持って学習することは記憶定着の大きな手助けをしてくれます。

自分の過去を思い出してください。

楽しかった思い出は、意識的に覚えようとしていないのに鮮明に覚えていたりしますよね。

人間は楽しい出来事があると、脳が信号を出し覚えておこうという判断をします。

歳をとって記憶力が弱くなるのは新しい体験が単純に少ないのが原因ともいわれています。

意識的に楽しむことは難しいですが、できることが増えていくことに気づけたら、無意識に楽しんで学習しているでしょう。

効率的な4つの英語学習方法

ポイント

さてここまで英語学習のコツについて説明してきましたが以下では、実際の英語学習方法について紹介します。

  • 留学
  • 英会話教室に通う
  • オンライン英会話
  • 英語の日記をつける

是非、自分の生活スタイルにあった英語学習を進めていきましょう。

留学

まずは留学でしょう。

英語学習と言えば最初に思い浮かびますよね。

留学の大きな特徴は、生活まで英語漬けに出来ることです。

英語学習の基本は、できるだけ長く英語に触れておくことですが、留学は勉強以外でも英語を必要とします。

生きる上で英語を覚えなくてはならず、半強制的に上達が見込めます。

しかし留学で注意しなければいけないのは、自学習もマストで行う必要があることです。

「日本人とずっといてあまり英語を使わなかった」

なんて良くある話です。

「日本人といるな」というわけではなく、留学に来た目的を忘れないようにしましょう。

英会話教室に通う

次には英会話教室です。

英会話教室の大きなメリットとして、同じ目標の友達ができることでしょう。

また授業時間が決まっているなど学習リズムをつけやすいことも特徴です。

講師の質も高く、しっかり指導してくれるので英語の基礎から学ぶことができるでしょう。

しかし注意点としては、英会話教室に通うことが目的になってしまうケースもあります。

留学と同じく、目的を忘れてはいけません。

学習計画に不安がある場合は、日本人カウンセラーに相談しましょう。

また通うだけでは、確実に英語力つかないことも理解しておくべきです。

英語学習は、どれだけ英語に触れているかが重要です。

共通して英語学習には自学習が必要だということは理解しましょう。

オンライン英会話

最近はオンライン英会話も人気です。

オンライン英会話は、オンライン上でネイティブやフィリピン人講師と英語で会話することができるサービスです。

通常の英会話教室と比べて圧倒的に安いのが特徴でしょう。

サービスによっては、月額6000円ちょっとで1か月レッスン受け放題のプランも。

かなりコスパがいいので英語習得の手助けになるでしょう。

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英語の日記をつける

お金をかけない学習方法として、英語で日記をつけることも効果的です。

日記といっても、夏休みの絵日記ほどしっかりしなくていいのです。

短文で残しておくだけでも効果的です。

0から英文を生み出すのは、かなりの労力がいります。

また記録に残しておくことで、ある程度の期間が経ってから成長度合いを把握する意味でも役に立ちます。

どんな小さいことでも良いです。

是非活用してみてください。

英語の映画やドラマを見る

英語字幕で映画やドラマを見るのも効果的でしょう。

自分が好きな映画やドラマの方が、楽しく学習することができます。

外国人が日本語を話せる要因としてアニメを見ていることが多いです。

内容と英語を照らし合わせて理解できれば、知識の定着も早いでしょう。

映画やドラマが難しければ子供向けのアニメもおすすめです。

理解しやすい内容が比較的簡単な英語で説明されています。

隙間時間などに出来る効果的な学習なので是非お試しください。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

英語習得には、一般的に1000時間の学習が必要です。

1000時間を長いと取るか短いと取るかはあなた次第。

外国人が日本語を学ぶのは非常に難しいという話がありますが、日本人が英語を学習するのは同じくらい難しいです。

しかし英語習得に限らず、何かを習得するには、「継続」が大切です。

ある程度の「継続」は、いずれ「慣れ」を経験します。

学習することに慣れてきたらあとは大丈夫です。

英語習得に必要な時間も大事ですが、まずは習慣化を目指しましょう。

是非参考にしてみてください。

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