現代アートは難しい?学生でも楽しめる現代アートのすすめ

現代アートは難しい?学生でも楽しめる現代アートのすすめ 2018.11.14

    Writer:わたし
マルセル・デュシャンの作品、《泉》

学生の皆さん、美術館に行ったことはありますか?

たくさん行ったことがあるという人ももちろんいるでしょうし、あまり行かないという人でも少なくとも1回や2回は行った記憶があるのではないでしょうか?


それでは、現代アートだとどうでしょうか。

現代アートというと、難しい、わからない、怖い、などマイナスイメージがつきまとって、見たことがないという方も多いと思います。

ですが、実は現代アートはとっても楽しいレジャーなのです。

現代アートって何?

現代アートというと、どのようなものを想像しますか?

男性の便器にサインをしたデュシャンの《泉》でしょうか。もしくは草間彌生の水玉のカボチャでしょうか。

確かにイメージとしては、「何が言いたいのか分からない」「何を描いているのか分からない」「誰でも作れそう」というような美術作品もあります。

ですが、実際に現代アートの蓋を開けてみると、彫刻や絵画などのいわゆる「美術」にとどまっていないということが分かります。


インターネット上のアニメやキャラクターの画像をコラージュした作品、VRを使ってコンテンポラリーダンスを体験する作品、真っ暗な無音室に入って音楽を聴く作品、無人のセグウェイが動き回ってiPhoneで絵画の写真を撮るという作品…


いかがでしょうか、確かに「分からない」ことには変わりありませんが、「どういうこと?」と知的好奇心を刺激される分からなさを感じたのではないでしょうか?

かくいうわたしも、大学で美術を学んでいるわけではありませんし、美術の知識が多いというわけではありません。そのおもしろさに惹かれて、ただアートを感じに美術館に行っているだけの大学生です。


もういちど最初の質問に立ち返ってみましょう。現代アートって何?

わたしがここで答えを出すことはできませんし、答えがあったとしてもそれは確定した定義ではなく、時代やその人の捉え方によっても変わっていくものです。

そもそも、「現代」の定義だって定まっていないですよね。

言ってしまえば、分からないことこそが現代アート。それを楽しむかどうかは皆さん次第です。

少しでもおもしろそうと思ったあなた、今からすることはただ一つ。現代アートに会いに行きましょう。

それでは、東京都心で現代アートに出会うことのできるおすすめの場所をいくつか紹介していきます。

GINZA SIX

まずは、GINZA SIX。銀座のど真ん中にあるショッピングビルですね。

そうです。現代アートは美術館の中に納まっているわけではないのです。街中の落書きだって現代アートと捉えることだってできるかもしれませんよ。

GINZA SIXは建物全体のコンセプトとしてアートを意識していて、建物の中心に吹き抜けの形で巨大な作品が屋上から吊り下げられています。

以前は草間彌生の作品が展示されていましたね。

ほかにも、エレベーターホールや通路などにも点々と作品が展示されていて、買い物をしているうちに知らぬ間にアートに囲まれているという経験ができます。


また、GINZA SIXの中でぜひ足を運んでほしいのが銀座 蔦屋書店

本だけではなく、作品、雑貨などが様々並んでいて、まるで美術館のよう。そのレイアウトを眺めるだけでも楽しい空間になっています。

蔦屋書店は他にも代官山や二子玉川にありますが、ここはGINZA SIXの中にあるとあって他の蔦屋書店よりもアーティスティック。外国人もたくさんいます。

美術書やデザイン書も多く並んでいるほか、蔦屋書店の中でアートの展示をやっていることも多く、ぜひ一度は行きたい素敵なスポットです。

人気美術館のサブ展示室

「美術館には行くけど、現代アートはちょっと…」という方にお勧めしたいのが人気美術館のサブ展示室。

具体的には、東晶貿易のあるミッドタウンからもご近所、乃木坂の国立新美術館と上野の美術館が多く立ち並ぶ中にある東京都美術館です。

どちらも大きな美術館で、国立新美術館ではルーブル美術館展、東京都美術館ではムンク展などが近年のビッグネーム展と言えるでしょう。


しかし、ここで注目したいのはサブ展示室。

常にやっているというわけではありませんが、国立新美術館では2階、東京都美術館では地下で現代アートの展示をおこなっていることが多くあります。

人気美術館は混雑しているという印象がありますが、サブ展示室なのでそこまで混んでいません。

ですが、その展示は人気美術館のそれであるため「しっかりしている」のです。

つまり、解説が分かりやすく、また誰でも入りやすい雰囲気になっている、ということです。

なおかつ、障害者や外国人との共生をアートの視点から考えるといったような社会派の展示をおこなっていることも多く、社会を考えるにあたって示唆を得ることができます。

有名画家の展示のついでに行ってみたらおもしろかったみたいな声も多数。また、メイン展示のチケットを持っていると無料で入場できることも多いため、国立新美術館と東京都美術館に行った場合は別の階のチェックを忘れずに!

NTT インターコミュニケーションセンター

新宿駅から京王新線で一駅、初台駅からすぐ、東京オペラシティにあるNTTの文化施設、NTT インターコミュニケーションセンター。大仰な名前ですが、現代アートの展示をおこなっています。

わたしが一番好きな美術館であり、テクノロジーとアート、コミュニケーションについての展示が中心となっています。

前述した無音室の展示や、VRで体験するコンテンポラリーダンスはここの展示です。そのほか、テレビを視覚と聴覚だけではなく触覚でも楽しめるようにしている展示、家電でエレキギターを鳴らす展示、「人工生命」の展示など。

未来について考えさせられ、また作品を作り出す人間の力・人間の面白さを感じられる場所です。


かといって難しいことばっかりやっているわけではなく、子どもたちの想像力・創造力を生かすワークショップなども開催しており、実際に館内で子どもの姿もよく見ます。

きっと大学生の皆さんも「自分の見知らぬ世界」に触れることで童心に帰って世界の面白さを楽しむことができると思いますよ。

1年に1回会期替えがあり、また企画展も年数回開かれていますが、すべて展示の方向性は一貫していて、テクノロジーとアートに興味がある人、新しいものが好きな人は絶対ハマります。


また、1時間は楽に過ごせるほどの展示の量・質なのに、入場無料かつ基本的にとっても空いているのが推せるポイント。

現代アートは気軽に楽しめる!

いかがでしたか?

現代アートは難しくてわからないイメージがありますが、そのわからなさこそが楽しさなのです。

また、入場無料なところも数多く、さらに写真撮影も自由、かつSNSへのアップを奨励していることが多いため、インスタ映えも狙えます!

チームラボ、デザインあ展、レアンドロ・エルリッヒ展がインスタ映えで人気が出たように、現代アートとInstagram・SNSの親和性はとても高いのです。

他にも銀座の洒落たギャラリー、天王洲の倉庫のようなギャラリー、美大の文化祭など、たくさん紹介したいところですが、キリがありません。

東京はアートに溢れた都会なのです。


大学生だからといって毎日飲み会に行ってカラオケに行っていたとしたらさすがに疲れてしまうでしょう。

あるいは、デートの行き先がマンネリ化しているという人もいるでしょう。

そんな学生の皆さん、ぜひ次の休みにでも東京都心で現代アートに、「わからなさ」に触れてみるのはいかがですか?

Writer:わたし
わたし
音楽と美術と読書とラーメン
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小話とともにGaston&Gasperのグルメレポートをお楽しみください!

(そういえば、六本木43のメンバーが6人に増えました!学生インターンが増えるのはとても喜ばしいことですね。)